MCモン、現金7万ドルを申告せず出国しようとして摘発 「無知・過ちを認める」

 【NEWSIS】ラッパーのMCモンが、巨額のドル(現金)を税関に申告せずに出国しようとして仁川国際空港税関に摘発されていたことが分かった。

 MCモンは13日、写真共有ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)「インスタグラム」を通じ、「3週間前、4人のスタッフと米国の現地スタッフを含め計10人のドキュメンタリー撮影スタッフの経費7万ドルを持参しようとした」と説明。そして「急いで飛行機に乗らなければならず、手違いで7万米ドルを申告していなかった」と釈明した。

◆【写真】1審無罪MCモンの記者会見

MCモン、現金7万ドルを申告せず出国しようとして摘発 「無知・過ちを認める」

 数年前、海外撮影のときにも法人として申告したというMCモンは「一人の力で撮影して無理に進めようとし、スタッフ10人を私費で引率しようとしていた目的と欲から、最も重要なことを見過ごしてしまった」とした上で「つまらないミスでより大きな誤解を生みそうだったので、その日は飛行機をキャンセルし、別の日に現金を持たずに出発した」と説明した。

 外国為替取引法によると、1万米ドル以上持って出入国するときは管轄の税関長に申告しなければならない。これに違反したMCモンは、外国為替取引法違反の容疑で調べを受け、今月初めに起訴意見付きで送検されたことが分かった。

 1998年にヒップホップグループPeople CrewのメンバーとしてデビューしたMCモンは、2004年にソロ活動をスタート。「サーカス」「君に書く手紙」「ホームラン」などのヒット曲を生み、一時は音楽講師として名を知られた。

 2010年に兵役逃れで物議をかもした後、芸能活動を自粛。その後、法廷争いの末に2012年5月、大法院(最高裁判所に相当)はMCモンの兵役法違反について無罪とし、偽計公務執行妨害罪を適用して判決が確定した。兵役法違反の容疑は晴れたというわけだ。しかし、入隊延期疑惑については公務執行妨害罪が適用され、懲役6月、執行猶予1年、社会奉仕120時間を言い渡された。

イ・ジェフン記者

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