【NEWSIS】「歓声のない公演は初めてなので、一生記憶に残るだろう」(SUGA)
人気グループ防弾少年団(BTS)が10日午後7時、蚕室総合運動場のソウル・オリンピック・メインスタジアムで開催したコンサート「BTS PERMISSION TO DANCE ON STAGE-SEOUL」は、メンバーたちとARMY(防弾少年団のファン)が守るべきことは守りながら、どのように連帯するのかを証明した公演だ。
◆【写真】防弾少年団の華麗なステージ 「ファンのみんな、会えてうれしい」
新型コロナウイルス感染症をめぐる防疫指針に従い、歓声を上げることは禁止された。これを受け、本当にARMYの間ではまったく歓声が上がらなかった。ソウルで2年5カ月ぶりに開催する対面公演ということで、会えた喜びは大きかったが、しっかり約束を守ったというわけだ。
公演スタッフたちが「歓声はお控えください」と書かれた案内板を持って客席の間を歩いて回ったが、こうした措置が必要ないほど、カチンコの音や前もって録音された歓声だけが会場に響き渡った。
メンバーのSUGAはこの日、「僕たち、『大声で叫んで』『Say 何々』など、心の中でだけ歓声を上げよう」とした上で「たくさんの歌手の皆さんがそうだと思うけれど、蚕室総合運動場にはひときわいい思い出が多く、きょうだけでなく、これからもっとずっといい思い出を積み重ねていこう」と語った。
この日会場に集まったのは1万5000人。この日を含め、計4万5000人が集結するが、新型コロナウイルス感染症が拡大してから韓国で最も多くの人が集まるコンサートということで、業界の関心が高い。
イ・ジェフン記者