新型コロナウイルスの変異株の一つ、オミクロン株が拡大していることにより、海外旅行が難しくなり、旅行に出掛けたい思いが強くなっている。そのため、消費者たちは旅行の代わりに旅先で食べた料理や食料品に目を向け、残念な気持ちを慰めている。特に最近、異国的な味のソースや香辛料が外国料理のインスタント食品や食料品の中で注目を集めている。これを受け、流通業界では現地の味を楽しめるインスタント食品や食料品を相次いで売り出している。
ミールキットを専門に扱うマイシェフはシンガポール政府観光局とタッグを組み、シンガポールを代表するメニュー「ブラックペッパークラブ&シーフード」や「シリアルプラウン」をミールキットとして発売。今回の新商品は、シンガポールの豪華なシーフード料理と名物ホーカー文化をコンセプトにしている。
新世界フードのオルバンも、異国的な香辛料で特色を生かした「TSINGTAO羊串味王ギョーザ」「TSINGTAO麻辣王ギョーザ」の2品を最近売り出した。
海外の食料品の中でも、特にソースや香辛料に関心がある消費者たちが増えている。ロッテ百貨店によると、プレミアム食料品の売り上げは2020年、2021年と平均35%以上成長したという。その中でも、料理を通じて海外旅行に対する代理満足を感じるMZ(ミレニアル+Z)世代の影響で、香辛料など異色のソースの場合、20-30代の売り上げ構成比が70%以上を占めるという。
marketkurlyでもロゼ、ラグー、バルサミコ、スリラチャなど、海外の異色のソースが人気を集めている。marketkurlyによるデータ分析の結果、昨年1月1日から4月15日までのソース販売量は前年同期に比べ107%増加したという。
T Asiaカレーは、世界的に知られるアジアの料理を現地の味そのままに家でも楽しめるよう、アジアの王室料理専門シェフとともに開発した商品を販売している。T Asiaが売り出した新商品は、カレーの本場インド・デリーで好まれている「チキンマクニカレー」、シーフードで知られるタイ・パタヤの「プーパッポンカリー」、ウコンの産地として知られるインド・マドラスの「ビーフマサラカレー」や「スパイスビーフマサラカレー」の4品だ。
ソ・ミヨン記者