ワリエワのドーピング問題めぐるキム・ヨナの発言にSNSで賛否両論

　【NEWSIS】元フィギュアスケート選手のキム・ヨナが14日にアップした写真共有ソーシャル・ネットワーキング・サービス（SNS）「インスタグラム」の投稿に、一部ロシアのファンたちが怒りをあらわにしている。

　キム・ヨナは14日、インスタグラムに黒い写真とともに「ドーピング規定に違反したアスリートは競技に出場できない」というコメントを英語で掲載した。

　これは当時、スポーツ仲裁裁判所（CAS）がカミラ・ワリエワ（15、ROC）の2022年北京冬季オリンピックのフィギュアスケート女子個人戦への出場を認めたことに対し、否定的な考えを示したものとみられる。

　該当の投稿には「いいね」が35万件付き、多くの人たちが支持した。大部分のインターネットユーザーたちは、キム・ヨナの発言を支持するという意見を示している。

　しかし、ロシアのインターネットユーザーとみられる人物らが該当の投稿にかみつき、キム・ヨナを批判するコメントを書き込んでいる。

　一部インターネットユーザーは「15歳の少女を非難するなんてひどい」「政治的なもめごとに巻き込まれず、自分の意見を自制するのがいいのではないか」といった意見をロシア語で投稿した。

　こうしたロシア語の書き込みが増えると、これに反発する人たちが追加でコメントを寄せ、該当の投稿はインターネットユーザーたちによる、ワリエワのドーピング問題をめぐる攻防の場になってしまった。

　なお、ショートプログラムで1位に立ったカミラ・ワリエワは17日、フリースケーティングに臨み、ジャンプでミスを連発し、フリー141.93点（合計224.09点）で最終的に4位に終わり、メダル獲得はならなかった。

シン・ジェウ記者