悲しみに包まれたホ・チャムさんの殯所、25年にわたり『家族娯楽館』を引っ張った名司会者

 【Pickcon】1日にこの世を去ったタレントのホ・チャムさん(本名イ・サンヨン)の殯(ひん)所(出棺まで棺を安置しておく場所)がソウル峨山病院葬儀場に設けられた。享年72歳。ホ・チャムさんは肝臓がんで闘病していた。

◆もう一度会いたい! 帰らぬ人となった韓国スター

 ホ・チャムさんは1949年に釜山で生まれ、1970年に音楽カフェ「シェルブール」の司会として芸能界に足を踏み入れ、71年に『7大歌手ショー』(TBC)の司会として正式デビューを果たした。

悲しみに包まれたホ・チャムさんの殯所、25年にわたり『家族娯楽館』を引っ張った名司会者

 多くの人たちに愛されるようになったのは、1984年から2009年にかけて司会を務めたバラエティー番組『家族娯楽館』(KBS第1)を通じてだ。『家族娯楽館』は、スターたちがチームを組んで出演し、クイズに答える番組で、最終結果「何対何」と叫ぶホ・チャムさんの声は、今でも多くの人たちの耳に残っている。その後もホ・チャムさんは『トロット八道江山』(SBS)や『挑戦 主婦歌謡スター』(KBS第2)などの番組を引っ張り、健在ぶりを見せつけた。

 『家族娯楽館』でホ・チャムさんと息を合わせていたアナウンサー出身の旅行作家ソン・ミナは1日、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)にホ・チャムさんとともに撮った写真を掲載し、「『家族娯楽館』の収録の日になると『ミナ、僕たちクッパ1杯食べてこよう』とおっしゃり、ウインクをしていた姿、愛情深い声がすごく恋しくて、とにかく何とも表現できない虚しさに、とめどなく涙があふれる(ホ・チャム先生は収録前、クッパを召し上がると番組がうまくいくというジンクスをもっておられた)」とコメントを書き込んで哀悼の意を表した。

 なお、出棺は2月3日午前5時20分から。故人はキョンチュン公園に埋葬される。

悲しみに包まれたホ・チャムさんの殯所、25年にわたり『家族娯楽館』を引っ張った名司会者

チョ・ミョンヒョン記者

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