【STARNEWS】KBS第1のバラエティー番組『家族娯楽館』を司会として25年間引っ張ってきたことで有名なタレントのホ・チャムさん(本名イ・サンリョン)が1日に世を去った。
テレビ関係者によると、故人は肝がんで闘病中だったが、1日に息を引き取ったという。享年72歳。
釜山で生まれ、東亜大学経営学科を卒業したホ・チャムさんは、1970年代に音楽カフェ「シェルブール」のMCとして韓国芸能界に入門。71年にTBC『7大歌手ショー』の司会として正式デビューした。その後、優れたトークを武器にKBS第2『ショー・ショー・ショー』『挑戦 主婦歌謡スター』などの司会として活躍した。
代表作である『家族娯楽館』では、84年4月から進行役を務め、09年4月に幕を降ろすまでMCの座を守った。25年間にMCの席を空けたのは、80年代半ばに交通事故で入院したときの1週間だけ、というほどの誠実な活動ぶりだった。
『家族娯楽館』が終わった後も、『トロット八道江山』『ゴールデン・ホットソング』など音楽番組のMCを務めてきた。05年に第12回大韓民国演芸芸術賞テレビ進行者賞、06年にKBS芸能大賞功労賞を受賞している。
03年にアルバム『追憶の女』をリリースして歌手デビューも果たし、昨年末にはKBS第2『不朽の名曲』にも出演した。
殯(ひん)所(出棺まで棺を安置しておく場所)はソウル峨山病院葬儀場に用意された。