【ソウル聯合ニュース】韓国関税庁が16日に公表した貿易統計によると、K―POPを中心とした2021年のCD輸出額は前年比62.1%増加の2億2083万6000ドル(約253億円)で過去最高を記録した。
2017年のCD輸出額は約4418万ドルだったが、5年間で約5倍の規模になった。昨年の輸出額を国・地域別にみると、日本が7804万9000ドルで最も多く、中国(約4247万ドル)、米国(約3790万ドル)、インドネシア(約985万ドル)の順。ほかに台湾、タイ、オランダ、フランス、香港、ドイツがトップ10入りした。
目を引くのは中国で、今も韓流コンテンツの流通を制限する「限韓令」が解除されていないにもかかわらず前年比151.4%増の伸びを記録した。
K―POPのCDはブータンやアルジェリア、ベラルーシ、モルディブ、オマーン、パキスタンなどにも輸出されており、ワールドワイドな人気を証明した。
BTS(防弾少年団)やNCTなど大型グループが世界的なK―POP人気を高めたほか、新型コロナウイルスの影響で韓国アーティストが海外ツアーを思うように出来なかったこともCDの販売増につながったと歌謡界は見ている。