【ロサンゼルス聯合ニュース】韓国の人気グループ、BTS(防弾少年団)が米ロサンゼルスで開催したコンサート「BTS PERMISSION TO DANCE ON STAGE ― LA」の全日程が2日(現地時間)、終了した。
同コンサートは2019年10月のソウルでのワールドツアーファイナル公演以来、約2年ぶりのオフライン公演で、11月27、28日、12月1日の公演を合わせ計4回開催された。最終公演はオンラインでもライブ配信された。所属事務所のビッグヒットミュージックよると、4回の公演で21万人以上を動員した。
会場となったSoFiスタジアムは最終日も世界から駆け付けたファンでにぎわった。
BTSはこの日、「Butter」「Dynamite」などヒット曲を熱唱。BTSとARMY(BTSのファンの愛称)の間で、相手を信じ互いに愛し合おうという意味で使われる単語「ボラヘ」を叫びながら感謝の気持ちを伝えた。
また、英ロックバンドのコールドプレイもゲストとして登場し、BTSとのコラボレーション曲「My Universe」を歌い、会場を盛り上げた。
客席を埋め尽くしたARMYも「Permission to Dance」を大合唱したり、最年長メンバー、JIN(ジン)の誕生日(12月4日)を祝うイベントを繰り広げたりした。
ロサンゼルス在住のファンは「見事な公演でとても感動的だった。多くのファンが一緒に泣いた」とコンサートの雰囲気を伝えた。韓国から訪れたファンは「公演の途中でBTSのメンバーが泣きそうになり、ファンも涙を流した」と語った。
ARMYたちはコンサートが終わってしまうのは残念だが、公演期間中はBTSのおかげで幸せだったと口をそろえた。
アリゾナから訪れた少女は「2年ぶりにBTSを直接見ることができよかった。BTSのコンサートは全ての日常から抜け出させてくれる爽やかな休息だった」と感想を述べた。
また、ノースカロライナから来たファンは「来年もコンサートを開いてほしい。BTSがここを離れるのは私たちにとっては苦痛だ」と話していた。
初対面でも一緒に写真を撮り、食事を共にするなどARMY同士が交流を深める姿も見かけられた。英ロンドンから来たファンとテキサス出身のファンは同じ17歳で、BTSとK―POPのおかげで友達になったと笑顔を見せた。
BTSは3日に米最大規模の年末音楽祭「Jingle Ball(ジングルボール)」の舞台に立つ予定だ。