大邱でカレーとチャジャン(チャジャン麺〈韓国式ジャージャー麺〉用のみそ)の明暗が分かれている。
大手スーパー「イーマート」が10月21日発表したところによると、大邱のイーマート6店舗の今年1-9月の売り上げを分析した結果、カレーは前年同期に比べ21%成長したが、チャジャンは7%減少したという。
カレーの売り上げは固形タイプのカレールーが登場した後、一段とアップし始めた。固形タイプのカレールーは粉末カレーよりも調理、保管しやすい。また、加工食品によく使われるパーム油が含まれており、粉末カレーよりも香ばしい味を楽しめる。
固形タイプのカレールー人気が続き、それに合わせて売り上げも伸びている。
昨年20.1%に過ぎなかった固形タイプのカレールーの売り上げ構成比率が今年は29.5%に伸び、売り上げは47.6%に増えた。新型コロナウイルス感染症拡大により需要が増えたレトルトカレーも、今年9月までに前年同期に比べ38.5%アップしたという集計結果が出た。
チャジャンとカレーの売り上げ構図において、カレーが善戦している理由は、チャジャンより幅広い活用度にあると言える。プー・パッ・ポン・カリー、マサラカレーなど、チャジャンの5倍以上の商品が発売されたカレーは、好みに合わせて選択することができ、トッポッキ(餅の唐辛子みそ炒め)やゆで肉などに風味を加えたり、臭みを消すのに使われることもあり、活用度がより高い。
イーマート晩村店のイ・ジュンジェ食品チーム長は「チャジャンはチャジャン麺、チャジャンラーメンのような代替品があり、チャジャンそのものを食べる人の割合が減っているようだ」とした上で「カレーの場合、さまざまな商品構成が長所であり、調理のスピード、便利さがトレンドの最近、一段と注目を集めているものとみられる」と説明した。
キム・ジョンファ記者