世界ガス会議、来年5月に韓国・大邱で開催
来年5月に韓国の大邱で開かれる世界ガス会議(World Gas Conference. WGC)に向けて、大邱市は成功裏な開催のため準備に総力を挙げている。WGCは1931年に始まり、90年の歴史を誇るエネルギー分野では最大規模のビジネスイベントで、「ガス産業オリンピック」とも呼ばれる。韓国は2002年(ソウル)と2011年(釜山)に誘致を試みて失敗したが、2014年に三回目の挑戦で大邱への誘致に成功した。アジアでは日本、マレーシアに続き3カ国目だ。
大邱市によると、来年5月23日から27日まで開かれるWGCには歴代最大規模のおよそ90カ国、350の企業からおよそ1万2000人が参加する。2022年にはビジネス目的の旅行に制限はないと見込まれ、参加規模はさらに拡大するものと期待されている。開催場所の大邱EXCOの販売率も既に80%を超えた。
ガス供給を主導するエネルギー企業の展示会とあって、シェブロン、エクソン・モービル、ガスプロム、カタールガス、シェニエール・エナジーなど世界のエネルギー企業が参加することになっている。
特に、世界的なエネルギー不足現象により天然ガスをはじめ石油・石炭などエネルギーの価格が上昇しており、エネルギー覇権競争まで激しくなっている状況下、大邱での会議はエネルギー産業の将来展望がうかがえるチャンスになるものとみられる。
権泳臻(クォン・ヨンジン)大邱市長は「水素関連産業など、エネルギー産業を集中育成するチャンスにしたい」と語った。
チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版