韓国の2021年第2四半期家計債務比率、対GDP比104.2％…主要37カ国・地域で1位

　国家の経済規模を踏まえると、韓国の家計の債務残高が主要国・地域のうち最も高いことが分かった。新型コロナウイルス感染症が拡大してからの家計債務の増加スピードも最も速い。

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　国際金融協会（IIF）の報告書によると、2021年第2四半期基準で世界37カ国・地域の対国内総生産（GDP）比の家計債務残高は韓国が104.2％で最も高かった。家計債務比率が104.2％ということは、家計債務残高の規模がGDPを超えていると理解すればよい。100％を超えた国は韓国だけだった。

　以下、香港（92.0％）、英国（89.4％）、米国（79.2％）、タイ（77.5％）、マレーシア（73.4％）、日本（63.9％）、ユーロ圏（61.5％）、中国（60.5％）、シンガポール（54.3％）などの順で後に続いた。

　韓国は家計債務の増加ペースも1位を占めた。韓国の家計債務比率は昨年第2四半期の98.2％から1年で6ポイント増えた。そのほか、香港（5.9ポイント増、86.1％→92.0％）、タイ（4.8ポイント増、72.7％→77.5％）、ロシア（2.9ポイント増、20.4％→23.3％）、サウジアラビア（2.5ポイント増、12.8％→15.3％）も、増加幅上位トップ5にランクインした。