9月にコンビニエンスストアのセブン-イレブンで最も多く売れた菓子は「セウカン(韓国版えびせん)」ではなく、自社のコラボ商品である「セブンセレクト・HBAFハニーバターポップコーン」だった。セウカンは2014年にハニーバターチップ、2017年にコブクチップ・ブームが巻き起こったときを除き、セブン-イレブン月間スナック部門で常に販売量1位の座を守ってきた。
HBAFハニーバターポップコーンは、セブン-イレブンが8月にナッツ類を専門に扱う吉林洋行のヒット商品であるハニーバター・アーモンドとコラボして開発した商品だ。ハニーバター味のポップコーンで、韓国産はちみつとフランス産グルメバターを使用しており、甘く香ばしい味が特徴だ。一日最高1万5000個売れ、発売から50日で通算販売量60万個を突破した。
7月に発売された「セブンセレクト短足オイン」もスナック販売4位にランクインし、依然として人気を集めている。コンビニエンスストアで乾き物1位の短足(スルメ)とロッテ製菓のイカスナック・オインが一つになったコラボ商品で、甘じょっぱい味を実現。ビールのつまみとして特に人気が高い。
二つのコラボ商品がヒットし、セブン-イレブンのプライベートブランド・スナックの売り上げも急増している。今年に入って9月28日までのセブン-イレブンのプライベートブランド・スナックの売り上げは前年同期に比べ70.8%増加した。同じ期間に全体スナック売り上げは18.5%アップした。スナック・カテゴリーでのプライベートブランド売り上げ比率も昨年9月の13.8%から今年9月は20%に急増。セブン-イレブンの関係者は「最近、家飲みをする人が増え、手軽なつまみとしてスナック菓子の売り上げが大幅にアップしている」とコメントした。
ソン・ユジン記者