「永遠のキャプテン!」…バレーボールの女帝・金軟景が代表引退

 金軟景(キム・ヨンギョン)が女子バレーボール韓国代表からの引退を表明した。

 大韓バレーボール協会は12日、「金軟景はこの日、バレーボール協会の会長と面談し、その席で代表引退の意向を示した」と発表した。

 17年間にわたり韓国代表として活躍してきた金軟景は、代表生活を終えるに当たって心境を打ち明けた。

◆【動画】「バレーボールの女帝」金軟景、17年つけた太極マークに別れ

写真=金軟景のインスタグラムより
▲ 写真=金軟景のインスタグラムより

 「いざ代表選手を辞めることになると、寂しい気持ちが大きいです。これまで代表選手としての活動は、わたしの人生においてとても意味のある、幸せな時間でした」

 「これまでいろいろ指導してくださった監督、コーチングスタッフの皆さん、代表チームの先輩・後輩選手たち、本当にありがとうございました。皆さんがいなかったら、今の金軟景はいないと思います。これからはコートの外で一生懸命に応援します」

 金軟景と一緒にコートの中でも外でも汗をかいてきた選手たちは、うやまうとともに、感謝のあいさつを伝えた。

 25年来の付き合いがあるキム・ジスは「おお、キャプテン、マイ・キャプテン! 軟景選手のいない韓国代表は想像できません。これまで代表チームを引っ張ってくださりありがとうございます。わたしたちの永遠のキャプテン、金軟景」とコメントし、リベロのオ・ジヨンは「いつもわたしたちにとって最高で、絶対に誰も真似できない、そんな存在でした。一緒にプレーした日々、大きな幸運であり、ほかのどこでもできない経験でした。わたしたちの永遠のキャプテン、尊敬しています」と、キャプテン金軟景に対する愛情を示した。

写真=金軟景のインスタグラムより
▲ 写真=金軟景のインスタグラムより

 また、キム・ヒジンは東京オリンピックを終えた後、金軟景に心のこもったメッセージを残し、ファンたちの心を打った。

 「姉さん、わたしが代表チームに入ってからずいぶん長い時間がたつけれど、一度も姉さんがいなかった瞬間はありませんよね。こんなこと言うの、少し恥ずかしいけれど、わたしのスタートには姉さんがいて、姉さんの最後にはわたしがいられて、光栄でした」

 チームメイトだけでなく、国民にも感動を与えた「バレーボールの女帝」金軟景。韓国代表を引退し、バレーボール人生の第2幕を迎えた金軟景がコートの上で繰り広げる活躍を応援したい。

イ・ウジョン記者

<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c)Chosunonline.com>
関連ニュース