忠清北道報恩郡にある法住寺で、メディアアートショー「俗離山光の饗宴」が7月30日から1カ月間にわたり開催される。国連教育科学文化機関(ユネスコ)世界文化遺産に登録されている法住寺にデジタルメディア技術を融合し、文化財をあらためて理解し、体験する機会であり、文化財庁が主催して報恩郡が主管するイベントだ。
国宝の捌相殿では、「無名の風に出会い、煩悩の海をさまよう」などをテーマに、建物の外壁にLED照明を当てて映像を表現する「メディアファサード」が繰り広げられる。宝物である大雄宝殿では、法住寺創建説話をテーマに夜景と結び付けた映像ショーが行われる。水晶橋や四天王門、鐘楼などでもさまざまな夜間景観を鑑賞することができる。入場料は無料。予約サイトで申請すればよい。新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、一日の観覧人数を50人未満に制限する。報恩郡の関係者は「コロナで疲れ切った心を癒す時間になればと思う」とコメントした。文化財庁は、全羅北道益山市の彌勒寺址、忠清南道扶余郡の定林寺址、京畿道水原市の華城、忠清南道公州市の公山城などでも「世界遺産メディアアート」イベントを実施する。
シン・ジョンフン記者