「オンラインでまず大邱観光を」 外国人をターゲットに商品販売

 大邱市が、新型コロナウイルス感染症の拡大によりなかなか大邱を訪れることができない観光客を対象に、オンライン上で観光名所を紹介する商品を開発し、販売に乗り出した。

 大邱市は7月14日、ハナツアーITCとともに「オンライン・ライブ・LAN線ツアー商品」を開発し、7月17日から外国人観光客を対象として商品の販売を始めると発表。「オンライン・ライブ・LAN線ツアー商品」とは、オンライン上で観光ガイドが画面に登場し、リアルタイムで顧客とコミュニケーションを図りながら旅行コースを仮想で観光することができるようにした商品のこと。実際に観光地を訪問する前、事前観光情報習得の効果を狙ったというわけだ。

「オンラインでまず大邱観光を」 外国人をターゲットに商品販売

 「オンライン・ライブ・LAN線ツアー商品」は2種類あり、どちらも英語で進められる。

 そのうち一つが「大邱ワンデー・バーチャル・ツアー」だ。この商品は、慶尚北道安東市や慶州市をはじめ、大邱の旧市内、八公山ケーブルカー、桐華寺、薬令市場、桂山聖堂、西門市場、イーワルド(83タワー)などをめぐるコースで構成されている。7月18日から12月26日まで、毎週2回販売される。

 もう一つの商品「大邱ライブ・チキン・ツアー」は、大邱の強力なブランドであるチキンを素材にした商品だ。韓国国内はもちろん、海外からも観光客を集めていた大邱チメク(フライドチキン&ビール)フェスティバルのイベント体験を楽しむことができる。また、チキンづくり体験も添えられている。体験は、大邱で誕生したチキン業者のチキンテーマパークをめぐりながら、チキンをのどようにつくるのかを生き生きと見せてくれる。7月17日から12月25日まで、毎週1回販売される。価格は一人当たり1万5000ウォン(約1430円)で、ツアー所要時間は1時間だ。

 大邱市のチェガル・ジンス観光課長は「既存のオフライン大邱旅行商品を『オンライン・ライブ・LAN線ツアー』であれこれ開発し、大邱観光のPRおよび大邱の名所を前もって体験することができる、間接提供手段として積極的に活用する大邱観光マーケティング政策を繰り広げていく」とコメントした。

 大邱市が販売を始めた「オンライン・ライブ・LAN線ツアー商品」は、コロナ禍において非対面でも観光することができるようになっており、国内外で少しずつ活性化されている。

パク・ウォンス記者

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