ポン・ジュノ監督、韓国語で開幕宣言 「シナリオ書いて来た」=カンヌ映画祭

 【NEWSIS】映画『パラサイト 半地下の家族』で韓国映画史に大きな足跡を残したポン・ジュノ監督が、6日(現地時間)に開幕したカンヌ国際映画祭に登場し、映画祭の開幕を告げた。

 ポン・ジュノ監督はこの日午後、フランスのリゾート地・カンヌで幕を開けたカンヌ国際映画祭で、米国の女優ジョディ・フォスター、スペインの映画監督ペドロ・アルモドバル、米国の映画監督スパイク・リーらとともに同映画祭の開幕を宣言した。

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ポン・ジュノ監督、韓国語で開幕宣言 「シナリオ書いて来た」=カンヌ映画祭

 ポン・ジュノ監督は韓国語で、ジョディ・フォスターはフランス語で、ペドロ・アルモドバル監督はスペイン語で、スパイク・リー監督は英語で映画祭の開幕を告げた。ポン・ジュノ監督は2019年、映画『パラサイト 半地下の家族』でカンヌ国際映画祭の最高賞に当たる「パルム・ドール」を手にした。 

 開幕式当日にイベントへ出席のニュースが伝えられたポン・ジュノ監督は「家でシナリオを書いていたのだが、ティエリー・フレモー執行委員長から連絡を受けた」とした上で「昨年は残念ながら新型コロナウイルス感染症のため集まることができず、映画祭が一度途切れてしまったが、それをつないでほしいと言われた」と説明。さらに「皆さんが集まっている様子を見ると、映画祭が途切れてしまったという感じは全くしない」とした上で「映画祭は止まったことがあるかもしれないが、映画は一度も止まったことはないという感じ」と強調した。

ポン・ジュノ監督、韓国語で開幕宣言 「シナリオ書いて来た」=カンヌ映画祭

 これに先立ち、レッドカーペットイベントにも出席したポン・ジュノ監督は、近況を尋ねられると、「賞をいただいてからも毎日シナリオを書いていた。仕事だから。昨日もシナリオを書いてからここに来た」と返答した。また「映画を見るのがとにかく日常なので、家でストリーミングであれブルーレイであれ、たくさん見た。何より開幕作であるレオス・カラックス監督の新作『アネット』を見ることができて興奮している」とコメント。 

 この日、開幕式のステージには、カンヌ国際映画祭コンペティション部門の審査委員に選ばれた俳優ソン・ガンホが先に上がっていた。ポン・ジュノ監督が登場すると、ソン・ガンホは笑顔で拍手をして歓迎した。 

 ポン・ジュノ監督は、7日にはブニエル劇場で観客と対面し、映画についてトークを繰り広げる予定だ。 

キム・ジウン監督

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