絵でも稼ぐ…ク・ヘソン、ハ・ジョンウ、ハ・ジウォンらの作品の驚くべき金額

　大衆に俳優・女優や歌手という職業でよく知られているスターたちの中には、インスピレーションを絵で表現する人もいる。そして、その作品はビックリするような価格で販売されている。これまで知られている作品の価格順に集めてみた。

　女優で画家でもあるク・ヘソンはバラエティー番組『全知的おせっかい視点』に出演し、パリの展示会で1点5000万ウォン（約490万円）ほどで作品が売れたと打ち明けた。ク・ヘソンはソーシャル・ネットワーキング・サービス（SNS）を通じて作品制作の過程を公開し、「細密画の販売収益2億4000万ウォン（約2300万円）は寄付した」と告白。ク・ヘソンは自分の作品を「0号筆で墨を使用して描いた細密画」とした上で「わたしが渇望する自由を基に表現した抽象画」と説明した。

　歌手で画家でもあるソルビの美術作品「フラワー・フロム・ヘブン」が、16日に開催されたソウルオークションの競売で2010万ウォン（約196万円）で落札された。「フラワー・フロム・ヘブン」はソルビの「ケーキ」シリーズの一つであり、ケーキのクリームの質感を演出したレリーフ作品で、天国からやって来た花を表現した。ソルビは絵を描くことになったきっかけについて「癒しの目的で試してみた」と説明した。8月には、英国ロンドンで開催される企画展に作品を出品する予定だという。

　俳優で画家のハ・ジョンウは2010年に初めて個展を開き、今年10回目の個展「At Home」を終えた。複数のメディアによると、ハ・ジョンウの絵の価格はおよそ2000万ウォン（約195万円）台。ハ・ジョンウの絵は鮮明な色、よどみないラインが目を引く。ハ・ジョンウは「普段から絵を描きながら内面にしっかり集中し、さまざまなキャラクターをこなすパワーを得ている」と話し、絵から得られる慰めについて打ち明けた。

　ナオルは歌手として知られているが、実は中学生のころから筆を握り、檀国大学で美術を専攻し、画家やインスタレーション・アーティストとして、11回個展を開いたことがある。おばたちも画家という芸術一家に生まれた。2012年の資料では最高価格300万ウォン（約29万円）ほどとされており、最近では非公式ながら700万ウォン（約68万円）台と知られている。ナオルは2013年に大阪のギャラリー風で展示会を開催したこともある。ナオルは「音楽と美術はどちらも僕にとって自然な人生の一部」と話している。

　女優ハ・ジウォンは5年前から趣味で絵を描いている。団体展「牛行」に抽象画「Super Cow」シリーズ3点を出品した。「Super Cow」はさまざまな色やラインで牛の特徴を表現した抽象画だ。3点のうち1点はすでに販売され、具体的な価格は公開されていないが、500万ウォン（約48万円）台と言われている。ハ・ジウォンは絵画制作を通じて癒されているとし、「絵はもう一つの言語であり、伝えたい話」と語った。

　そのほかキム・ヘス、シム・ウナ、ユン・ウネ、パク・ギウン、ヘンリー、WINNERのソン・ミンホ、カン・スンユンらも画家として活躍している。特にパク・ギウンはある公募展でKアート賞を受賞した後、最近開催の展示会で33点のうち32点を販売。ヘンリー、ソン・ミンホ、カン・スンユンは、今年10月に英国ロンドンのサチ・ギャラリーで開催されるアートフェアに参加する予定だ。

　エンターテイナーとアーティストの合成語であるアートテイナーたちが増えている。音楽、演技、そして絵を通じて語り掛けるスターたちの活躍に大衆の視線が集まっている。