故ク・ハラさん暴行の元恋人、自身を中傷したネットユーザー9人を告訴も全て敗訴

故ク・ハラさん暴行の元恋人、自身を中傷したネットユーザー9人を告訴も全て敗訴

 元KARAのメンバー、故ク・ハラさんを暴行・脅迫したとして韓国の大法院(最高裁判所に相当)で実刑判決を受けたクさんの元交際相手チェ・ジョンボム氏が、インターネットに自身を侮辱するコメントを書き込んだネットユーザーたちを相手に訴訟を起こしたが、敗訴した。

 法曹界が1日に明らかにしたところによると、ソウル中央地検(民事37単独、チャン・チャン部長判事)は、チェ氏がA被告らネットユーザー9人を相手取って起こした損害賠償請求訴訟で、原告敗訴の判決を下した。

 裁判では「A被告らのコメントの表現が、社会的に望ましくないとか不適切だと考えられるとしても、チェ氏の人格的価値に関する社会的評価をおとしめる不法行為と見なすのは困難だ。請求を全て棄却する」と指摘した。

 さらに「A被告らはインターネットの検索サイトに掲載されたニュース記事を見て、特定タイプの犯罪の処罰レベルや犯罪防止策に関する意見を述べたり、自分の感情を吐露すしたりするためにコメントを作成した」として「事件の各コメントには、悪口や侮辱の表現と見なせる単語が一部含まれていたが、強い悪意表現とは見なせない」と述べた。

 A被告らは2018年10月から19年11月にかけて、あるブログに書かれたチェ氏関連の投稿に、チェ氏を非難するコメントを書き込んだ。

 刑事裁判中だったチェ氏は昨年6月、ネットのコメントで侮辱されたとしてA氏らを提訴した。

 今年3月にチェ氏が別のネットユーザー6人を相手取って起こした損害賠償訴訟では、1人だけが「チェ氏に30万ウォン(約2万9500円)を支払うように」と命じられ、原告一部勝訴の判決が下された。

 チェ氏は18年9月、当時交際していた故ク・ハラさんに暴行して傷を負わせた上「プライベートの動画をばらまく」と脅迫したとして裁判にかけられ、大法院で懲役1年の実刑判決を言い渡された。

キム・ソジョン記者
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