【NEWSIS】女優ユン・ヨジョンが主役を演じた、故キム・ギヨン監督の未公開の遺作『死んでもいい経験:天使よ、悪女になれ』が、およそ30年を経て劇場で初めて観客に披露される。
配給会社「ブルーフィルム・ワークス」は31日、キム監督が1990年に演出した『死んでもいい経験』を今年7月に公開すると発表した。
◆【写真】ユン・ヨジョン「年寄りくさくならないよう頑張ってます」
同作は、夫のミスで息子を失ったヨジョン(ユン・ヨジョン)と夫の不倫で無念の離婚に見舞われたミョンジャ(イ・ダミ)が互いの夫を殺そうと共謀し、復讐を繰り広げるという物語の映画だ。
ユン・ヨジョンが『火女』『虫女』に続きキム監督の作品で3度目の主演を務めた『死んでもいい経験』。完成したものの、キム監督が「気に入らない」という理由で公開せず、死後に発見されたといわれる。映画は4Kリマスタリング復元作業を経て公開される予定だ。
これに先立ち5月1日にはユン・ヨジョン主演の『火女』がおよそ50年ぶりに再公開され、話題を集めた。
ユン・ヨジョンは4月のアカデミー賞授賞式にて、『ミナリ』で韓国の俳優として初めて助演女優賞に輝いた際、スクリーンデビュー作『火女』の演出を手掛けたキム監督に栄光をささげていた。
キム・ジウン記者