二度苦杯をなめた三養も加わり…ビビン麺市場のシェア争い激化

 1500億ウォン台といわれるビビン麺(混ぜ麺)市場において、シェア争いが激しくなっている。不動の1位は1984年に発売された「Paldoビビン麺」だ。一時はシェアが70ー80%に達したが、現在は60%まで落ちた。オットゥギの「真ビビン麺」がその隙をついて2位に入っている。農心とプルムウォンに続き、三養食品まで加わり、競争が一段と激化している。ビビン麺市場で二度も苦杯をなめた三養は、自社の名をかけて正面勝負に乗り出す。

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二度苦杯をなめた三養も加わり…ビビン麺市場のシェア争い激化

 韓国農水産物流公社(aT)によると、韓国国内のビビン麺市場は2016年の896億ウォンから昨年1400億ウォンへと56%成長したという。今年は1500億ウォン台まで拡大するものと予想される。以前は夏にしか売れない季節商品だったが、季節に関係なく食べるメニューとなり、急速に成長している。食品業界は先を争うようにビビン麺の量を増やし、トップスターを広告モデルに起用して市場シェア拡大に熱を上げている。Paldoは俳優チョン・ウソンを、農心はタレントのユ・ジェソクを、プルムウォンは俳優チョ・インソンを自社の顔として前面に押し出した。オットゥギは昨年に続き、理研究家ペク・ジョンウォンと手を組んで「真ビビン麺」マーケティングを強化している。

 三養食品はビビン麺市場で引き続き苦杯をなめてきた。1991年に発売した「大根葉ビビン麺」は存在感が足りなかった。昨年「挑戦! プルダック(激辛鶏料理)ビビン麺」と「燃える唐辛子ビビン麺」を売り出したが、マニア層を形成するのにとどまった。「三養ビビン麺」で三度目の勝負に出る。三養ブランド初のビビン麺だ。たれには唐辛子みそ、リンゴ、ナシ、梅濃縮液などを使っている。特に、液状だれに韓国産アカシアはちみつを加え、ソフトな甘みを生かした。三養食品の関係者は「創立60周年を迎え試みた変化で、若い消費者層にアピールしたい」とした上で「おいしくて面白い、夏の珍味になるだろう」と期待している。

 業界関係者は「ビビン麺市場のシェア争いが激しくなり、3月初めから新商品が続々登場している。今年もPaldoが1位をキープするだろう」とした上で「Paldoビビン麺とオットゥギの真ビビン麺がシェアおよそ90%を占め、三養や農心など後追いメーカーが食い込むのは容易ではないものと予想される」とコメントした。

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