【ソウル聯合ニュース】韓国の人気グループ、BTS(防弾少年団)が21日、新曲「Butter」をリリースし、ソウル市内のオリンピックホールで記者会見を開いた。
リーダーのRM(アールエム)は新曲について、「2021年を代表するサマーソングとして愛されることを願う」と語った。
JIMIN(ジミン)は「大げさなメッセージがあるわけではない」としながら、かわいらしかったりあざとかったり、カリスマがあったりと多様な魅力を込めた曲だと説明した。
「Butter」は昨年8月に発表した「Dynamite」に続く、2作目の全編英語詞の曲だ。前作と異なり、RMが作詞・作曲に参加した。
RMは、曲の完成度は高かったがラップパートに自分たちと合わない部分があり、自分たちのスタイルに手直しするために参加することになったとして、「面白く、光栄な経験だった」と振り返った。
ミュージックビデオ(MV)のティーザー映像のベースラインが、英ロックバンド・クイーンの名曲「Another One Bites The Dust」を連想させるとして、同曲をサンプリングしたりオマージュしたりする可能性も取り沙汰されていたが、RMはこれを否定した。
JIN(ジン)は今後のコラボレーションの計画について「まだ計画はないが、よい機会があればいつでも連絡を待っている」と答えた。
「Dynamite」が韓国アーティストの楽曲として初めて米ビルボードのメインシングルチャート「ホット100」で1位を獲得したことで、「Butter」のヒットにも期待が集まっている。
SUGA(シュガ)は「夏なので多くの方に楽しんで聞いてほしい」とし、「(ホット100)1位を取りたい」と宣言。「(米音楽界最高の栄誉とされる)グラミー賞を受賞したいという考えは今もあり、『Butter』でもう一度挑戦するつもりだ」としながら「よい結果が出ることを願う」と話した。
昨年以降、新型コロナウイルスの世界的流行(パンデミック)で活動計画に支障が出たこともあったが、J-HOPE(ジェイホープ)は「一番つらく、不安な時の突破口が音楽だった」として「音楽がとてつもない力を持っていることを感じた」と強調した。
いまやポップス界の頂点に立ったBTSは、来月デビュー8周年を迎える。
RMは「BTSとしてどのような価値を実現していくべきか、何を追い求めれば産業やジャンルの中で意味のある何かを作れるかに対する悩みが最も多かった」とし、「毎回アルバムの企画と曲がその瞬間に下した最善の答えだった。『ニューノーマル』を迎えて同時代にどのような価値を追求すべきか、責任を重く感じる。『Butter』でまた一つ自分なりの答えを出した。その次に出る答えも、今の悩みから出てきた自分なりの結論だろう」と語った。