【ソウル聯合ニュース】韓国の人気グループ、BTS(防弾少年団)の所属事務所HYBEの傘下で教育事業を手掛けるHYBE EDUが26日、BTSのキャラクター「TinyTAN」を活用した韓国語の初級学習教材「Learn! KOREAN with TinyTAN」の予約販売を始めた。27日にはソウルのHYBE本社で教材の使い方を実演した。
この教材は、韓国語を全く知らないファン向けの教材がほしいという要望を受け、昨年8月に発売された最初の教材「Learn! KOREAN with BTS」の前段階の学習用に製作された。BTSファンの主人公「ボラ」がハングルを学ぶという設定で、TinyTANが学習をサポートする。韓国語初級や入門レベルの学習者がハングルの母音・子音や文字の仕組み、発音規則などを学ぶことができる。
学習意欲を高めるツールに工夫を凝らしたことが特長。BTSイメージカラーのパープルの音声ペンは、光学センサーで文字やイメージを認識し、音を出力する。QRコードを読み取り学習者の名前を入力すると、好きなBTSメンバーから名前を呼んでもらい、学習を応援するメッセージを聞くことができる。これはBTSの既存のコンテンツを基にメンバーの音声を人工知能(AI)が学習し、テキストを音声に変換できるようにした。
教材の各チャプターの終わりには、BTSメンバーを具体例に、韓国の言葉の文化をユーモアを交えて説明するコーナーも設けた。