ウナギの価格が前年の半値水準に落ち込んでいる。ウナギの養殖量は急増している反面、新型コロナウイルス感染症により消費が低迷しているためだ。
韓国海洋水産開発院(KMI)水産業観測センターによると、今年のウナギの養殖量は13.5トンで、前年の3.5トンに比べ約4倍増加したという。
しかし、量は増えたものの、消費量は前年に満たない。ウナギは高級日本料理店やウナギ専門店などで最も多く消費されているが、今年は新型コロナウイルス感染症の影響で外食の需要が急激に減ったためだ。
出荷できなかったウナギが養殖場に残り続け、産地価格は大幅にダウン。水産物情報および時価提供プラットフォーム「人魚教祖海賊団」は、昨年8月にはウナギの産地価格が1キロ(2、3尾)で4万ウォン(約3900円)ほどだったが、現在は2万ウォン(約1950円)台に過ぎないと報告した。
消費者にとっては、産地価格が下がった今がウナギを最も安く味わえる機会だ。
キム・ジョンア記者