『月が浮かぶ川』制作会社、ジスの事務所キーイースト相手に30億ウォンの損害賠償請求訴訟提起

 ドラマ『月が浮かぶ川』(KBS第2)の制作会社ビクトリーコンテンツが芸能プロダクション・キーイースト(ジスの所属事務所)を相手取り、損害賠償請求訴訟を起こした。

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 ビクトリーコンテンツは1日、最近校内暴力問題で物議をかもし、ドラマを降板したジスの所属事務所であるキーイーストを相手取り、損害額の一部を請求する損害賠償請求訴訟を起こしたことを発表。

『月が浮かぶ川』制作会社、ジスの事務所キーイースト相手に30億ウォンの損害賠償請求訴訟提起

 同ドラマは事前制作で、ジスの問題が浮上したときには撮影がほとんど終わっていたことから、出演者変更により該当のシーンを全面的に再撮影することになったとした上で、「制作費がかなり投入された大作である上、再撮影まで行い、追加費用による損害が莫大だったが、完成した一つの作品を視聴者にお見せするという約束を守るため、第1話から6話までの分量を全面的に再撮影した」と説明した。

 ビクトリーコンテンツは「再撮影により各種スタッフ費用、場所および設備使用料、出演料、美術費用などの直接的な損害を被ったが、そのほかにも視聴率低下、海外の顧客からのクレーム、売上期待値の減少、会社のイメージダウンなど、相当期間にわたり将来まで影響を及ぼすことがあり得る大きな損害が今でも続いている」とした上で「このような損害賠償をすみやかに回復し、よいドラマの制作に再び専念するため、キーイースト側と損害賠償に関する協議を誠実に進めようとしたが、キーイースト側が非協力的だったため、不本意ながら訴訟を起こすことになった」と主張している。

 なお、ビクトリーコンテンツはジスの所属事務所キーイーストを相手取り、主演交代による追加制作費の発生に関する被害回復のため、30億ウォン(約2億9400万円)規模の損害賠償請求訴訟を起こしたとのことだ。

ハ・ナヨン記者

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