アトランタ五輪銀メダリスト李鳳柱「1年にわたり原因不明の難病と戦っている」

【edaily】アトランタオリンピックの男子マラソン銀メダリストの李鳳柱(イ・ボンジュ)が15日、テレビ朝鮮『スタードキュメンタリー マイウェイ』に出演し、1年にわたり難病を患っていることを告白した。

 この日の放送で李鳳柱は背中や腰が曲がった姿で登場し、衝撃を与えた。ひっきりなしに前方へ下がってくる頭を手で支えなければならず、車いすや杖の助けがないと身動きも不自由に見えた。

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アトランタ五輪銀メダリスト李鳳柱「1年にわたり原因不明の難病と戦っている」

 李鳳柱は「昨年1月から突然、体がおかしくなった」と口を開いた。

 妻キム・ミスンさんは「昨年(夫が)腰を起こせないと言っていた。家の近所の矯正してくれるところを訪ねたが、これは腰の問題じゃなくてお腹の下で神経に問題があるということだった」と打ち明けた。

写真=テレビ朝鮮『スタードキュメンタリー マイウェイ』放送画面のキャプチャー
▲ 写真=テレビ朝鮮『スタードキュメンタリー マイウェイ』放送画面のキャプチャー

 そうして判明した病名は「筋肉緊張異常症(ジストニア)」。キム・ミスンさんは「『なぜよりによってこんな難病なのか』『一体何が問題なのか』と言いながら、心を痛めていた」「病名が分かった後、眠れなかった」と語った。

 李鳳柱は「具合のいいときは薬を飲まずに眠ってみようと努力したが、ひどいときは薬がないと絶対眠れなかった」と当時を振り返った。

 幸いなことに現在は、安定を取り戻しつつある状態だ。李鳳柱は「気持ちは走りたくてたまらないが、とにかく…という気持ちばかり」とし、「一つ一つ良くなっていけばと思う。マラソンのように耐え抜く」と語り、注目を集めた。

写真=テレビ朝鮮『スタードキュメンタリー マイウェイ』放送画面のキャプチャー
▲ 写真=テレビ朝鮮『スタードキュメンタリー マイウェイ』放送画面のキャプチャー

 李鳳柱は1996年にアトランタで開かれた第26回オリンピックで男子マラソン銀メダル、98年にバンコクで開かれたアジア大会で男子マラソン金メダル、01年の第105回ボストンマラソンでは優勝などさまざまな大会で賞をさらい、韓国陸上界の伝説と呼ばれている。

ユン・ギベク記者

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