【edaily】トランスジェンダーのタレント、ハ・リスが、死亡した元・下士(兵士の階級の1つ)のピョン・ヒスさん(23)を追悼した。
ハ・リスは4日、写真共有ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)「インスタグラム」にピョン・ヒスさんの死に関する記事を掲載し、「ご冥福をお祈りします」と哀悼のメッセージを投稿した。
ハ・リスは以前、ある番組に出演した際、「私が世間に姿をさらけ出してから20年の歳月が流れたが、むしろ人権が後退し、進歩していない。むしろセクシャルマイノリティに対する人々の心遣いや人権に対することが非常に後退しているようで、本当にとても鳥肌が立った」と主張し、トランスジェンダーの人権について吐露したことがある。
トランスジェンダーの人権団体「トランス解放戦線」も3日、「本人がトランスジェンダーであることを打ち明けたとき、加えられるあらゆる処罰や嫌悪に耐えなければならなかったピョン元・下士のそばにわれわれが立とうと思った」とした上で「これ以上、一個人がこのすべての荷に耐え、犠牲になることのないようにしたかった」と主張した。
さらに「あらためて故ピョン・ヒス元・下士の冥福を祈る」とし、「忘れないし、この書き込みを見ているあなたも誰であれ、いつも安全であることを祈っている」とコメントした。
なお、ピョン・ヒス元・下士は前日午後5時49分ごろ、忠清北道清州市上党区内の自宅で死亡しているのが発見された。
チョン・シネ記者