韓国の「ロボット密度」は従業員1万人に対して868台で、シンガポールに続き世界2位だということが分かった。
国際ロボット連盟(IFR)によると、2019年世界の製造業におけるロボット密度平均は従業員1万人に対して113台を記録したという。
ロボット密度ランキングでトップ10入りしたのはシンガポール、韓国、日本、ドイツ、スウェーデン、デンマーク、香港、台湾、米国、ベルギー・ルクセンブルクだった。
国際ロボット連盟のミルトン・ゲリー会長は「ロボット密度は総従業員数に比例して稼働している産業用ロボットの数を意味する」とした上で「この数値を用いることで、力動的な自動化競争でそれぞれ経済規模が異なる国・地域を比較することができる」と語った。
シンガポールの2019年ロボット密度は918台を記録し、1位になった。産業用ロボット全体のうち75%が半導体やコンピュータの周辺機器など、電子産業において運営中だという。2位は868台を記録した韓国。国際ロボット連盟は韓国について、LCDや半導体分野で1位を占めており、自動車や電気自動車のバッテリーの主要生産国であると紹介した。
日本は364台で3位を記録した。日本は世界のロボットのおよそ47%を生産する世界歳だ規模のロボット製造国家で、電気および電子(34%)、自動車(32%)、金属機械(13%)などの産業を主要顧客群として抱えている。
一方、世界の産業用ロボットの最大市場である中国は電子装置、バッテリー、半導体、マイクロチップなどを主に生産し、ロボット密度ランキング15位だった。