旧正月連休中に済州を訪れる観光客14万人予想…コロナが宿泊文化も変えた!

 旧正月(今年は2月12日)連休中に済州道を訪れる観光客や帰省客が14万人に達するものと予想される中、観光業界は久しぶりに活気を取り戻している。ただし、新型コロナウイルス感染症の影響で、少人数での観光客が多いようだ。

 済州道観光協会が2月10日発表したところによると、事実上の連休初日に当たるこの日、予想される来道者は3万人。2月3日に「2021年旧正月連休期間の観光客動向」を発表し、推算した3万6000人に比べ、16.7%少ない数値だ。

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 また、来道者が殺到することで、済州は再び防疫の試験台となる。道観光協会によると、市中心部を離れた特級ホテルやペンションなどが65%水準の予約率を見せているという。ソーシャル・ディスタンス(社会的距離)の確保措置により客室全体の3分の2(66.6%)のみ予約を受け付けられる点を考えると、事実上満室を記録しているというわけだ。

 済州市中心部にある済州ドリームタワーも、客室およそ1600室のうち稼働中の750室はすでに予約がうまっている。一方、市内の五つ星ホテルは予約率40ー50%、三つ星・四つ星ホテルは同20ー30%だという。新型コロナウイルス感染症の影響で、人が多い市内を離れたがる観光客が増え、大型ホテルの防疫状況を信頼していると同時に人同士の接触が少ない一軒家タイプのペンションなどが好まれている、と分析される。

 また、ゴルフ業界も70%に近い、高い予約率を記録している。レンタカーの予約率はおよそ50%で、家族単位の観光客よりも小規模な単位の観光客がメインとなっている。

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