映画「ミナリ」 米放送映画批評家協会賞10部門ノミネート

【ロサンゼルス聯合ニュース】米国に移住した韓国人家族を描いた米映画「ミナリ」が、米アカデミー賞の前哨戦の一つとされる第26回放送映画批評家協会賞で10部門にノミネートされた。米メディアなどが8日(現地時間)伝えた。

 「ミナリ」は作品賞、監督賞、主演男優賞(スティーブン・ヨン)、助演女優賞(ユン・ヨジョン)、脚本賞、撮影賞、外国語映画賞などの候補に選ばれた。

映画「ミナリ」 米放送映画批評家協会賞10部門ノミネート

 3日にノミネート作品が発表された米ゴールデングローブ賞では外国語映画賞の1部門の候補に入ったが、放送映画批評家協会賞で10部門にノミネートされたことはアカデミー賞レースでも肯定的な影響を与えるとの見方が出ている。

 米芸能メディア「デッドライン」は、「ミナリ」が全米映画俳優組合(SAG)賞で3部門にノミネートされたのに続き、放送映画批評家協会賞でも強さを見せたとし、アカデミー賞ノミネート発表を前に勢いがついているとの見方を示した。

 またアカデミー賞受賞作の予想サイト、ゴールドダービーは、「ミナリ」をアカデミー賞作品賞受賞の可能性が高い作品4位に挙げている。

 韓国系米国人のリー・アイザック・チョン監督による同作は、監督自身の体験を下敷きに、1980年代に希望を求めて米国に移住した韓国人一家の物語を描いた。韓国系米国人で俳優のスティーブン・ヨンと韓国の女優ハン・イェリが若夫婦のジェイコブとモニカを、韓国のベテラン女優ユン・ヨジョンがモニカの母、スンジャをそれぞれ演じた。

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