映画「ミナリ」 全米俳優組合賞で3部門ノミネート

【ソウル聯合ニュース】米国に移住した韓国人家族を描いた米映画「ミナリ」が、米アカデミー賞の前哨戦の一つとされる第27回全米映画俳優組合(SAG)賞で3部門にノミネートされた。主催者が4日(現地時間)、発表した。授賞式は4月4日(同)開催。

 「ミナリ」は映画部門の作品賞にあたる「キャスト賞」の候補に選ばれた。また、スティーブン・ヨンが主演男優賞、ユン・ヨジョンが助演女優賞にノミネートされた。

映画「ミナリ」 全米俳優組合賞で3部門ノミネート

 ユン・ヨジョンは韓国のベテラン女優で、作中では小さな子どもを持つ韓国人の若夫婦を助けるために韓国から来たおばあさんを演じている。先ごろ米芸能誌バラエティーはアカデミー賞の受賞予想記事で、ユン・ヨジョンを助演女優賞の最有力候補に挙げた。ユン・ヨジョンはすでにこの作品でナショナル・ボード・オブ・レビュー(米国映画批評会議)助演女優賞をはじめとする数々の賞に輝いている。

映画「ミナリ」 全米俳優組合賞で3部門ノミネート

 韓国系米国人のリー・アイザック・チョン監督による「ミナリ」は、監督自身の体験を下敷きに、1980年代に希望を求めて米国に移住した韓国人一家の物語を描いた。韓国系米国人のスティーブン・ヨンと韓国の女優ハン・イェリが若夫婦を演じた。

 韓国では3月3日に公開予定。

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