50年余りの間、慶尚南道南海郡と河東郡をつないできた「南海大橋」が観光スポットに生まれ変わる。
南海郡は、12月2日に国会本会議を通過した2021年予算案に「南海大橋観光資源化事業」の実施設計用役に必要な国費6億ウォン(約5680万円)が反映された、と9日に発表した。これにより、南海郡は総事業費190億ウォン(17億9810万円)規模の「南海大橋観光資源化事業」が本格化するものと期待している。
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南海郡によると、「南海大橋観光資源化事業」は昌善面~三千浦大橋と鷺梁大橋の開通により橋梁機能が尽きていく南海大橋を新概念の文化・観光橋梁として再生するもので、「国内に類例のない創意的な観光資源を造成しよう」というコンセプトに合わせて推進される計画だ。
一時は教科書で「東洋最大のつり橋」と紹介されていた南海大橋だが、完工からおよそ50年という年月が流れ、「東洋最高齢のつり橋」となった。しかし、南海大橋に込められている南海郡民の哀歓は現在進行中で、南海大橋を旅行した多くの国民たちの思い出の中に、南海大橋は依然として残っている。