ソウル市、梨泰院など四つの観光特区でランタン・フェスティバル開催へ

 ソウル市とソウル観光財団は、毎年清渓川で単独で開催してきた「ソウル・ランタン・フェスティバル」を、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により打撃を受けたソウル市内の四つの観光特区で行う「希望のランタン」として開催する、と10月30日発表した。

 四つの観光特区(梨泰院、東大門、蚕室、明洞)ごとの特色を生かした明かりをともし、消えゆく特区の商圏を活性化させ、新型コロナウイルス感染症に疲れた市民たちに希望のメッセージを伝達するという趣旨がある。

ソウル市、梨泰院など四つの観光特区でランタン・フェスティバル開催へ

 観光客の集中を防ぐため、開催地の分散について悩んでいたソウル市は、新型コロナウイルス感染症により低迷した観光特区を支援しようと、ランタン・フェスティバルを投入することを決定。ビッグデータを分析した結果、観光特区のうち被害が最も大きかった梨泰院、東大門、蚕室、明洞をイベント会場に決めることにした。

 イベント名も、こうした趣旨を生かし、ソウル市観光特区とともに楽しむ「2020希望のランタン」とされた。蚕室を皮切りに、10月30日から12月31日まで開催される。

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