故パク・チソンさんが患っていた「日光アレルギー」とは？

　【STARNEWS】女性お笑いタレントのパク・チソンさんが突然この世を去ったのを受け、パク・チソンさんが患っていた皮膚病の一種「日光アレルギー（光線過敏症）」に対する関心が高まっている。

　パク・チソンさんは学生時代から日光アレルギーなど肌の病気で悩んでいたとのことだ。番組にすっぴんで出演したのも、化粧品にデリケートな肌だったからだという。日光アレルギーを患っていたパク・チソンさんは「わざわざジャージ姿で日傘を差し、友人たちを笑わせていた」とした上で「日傘を持ち歩きながらわざと隠していた」と話し、学生時代の苦悩を打ち明けた。

　パク・チソンさんが患っていた日光アレルギーは、太陽光にさらされた皮膚に赤みや炎症、かゆみを伴う発疹ができるのが特徴だ。症状が出たところをかき続けると出血し、2次的な傷をつくり、感染症を誘発することもある。

　野外活動を自制し、太陽光にさらされないようにすることが最もよい予防方法だ。症状がひどい場合、一般的なアレルギーのように抗ヒスタミン剤を服用したり、ステロイド軟膏を塗って治療する。ドイツのヘルムート・コール元首相夫人のハンネローレ・コールさんも日光アレルギーを患っており、うつ病に悩まされ、2001年にこの世を去った。

◆【写真】パク・チソンさんと母親の悲報に衝撃

　パク・チソンさんは2012年、あるメディアとのインタビューで、日光アレルギーだけでなく、よく分からない皮膚病に苦しんでいたことを打ち明けた。当時のインタビューでパク・チソンさんは、高校2年の冬休みのときに皮膚科でニキビと診断され、皮膚を短期間に何度もむく施術を受け、その結果、肌が完全に荒れてしまったと告白。パク・チソンさんは、過去のにきび診断は誤診だったのではないかと考えている。

　パク・チソンさんは過去の自分の肌の状態について「にきびにしてはひどくかゆかった」とした上で「痛いし、はれるし、膿が出て、休学しなければならないのではないかと考えるほどだった」と告白。さらにパク・チソンさんは「保護幕がない皮膚だ。化粧水を塗れない」と話していた。

　なお、パク・チソンさんは2日、母親とともにソウル市麻浦区内にある自宅で遺体で見つかった。母親が残したものとみられる遺書のようなメモがあったが、遺族の意向により公開されていない。

イ・ウン記者