韓国観光公社が、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により結婚式を延期したりキャンセルしたカップルのため、大邱・慶尚北道地域の観光名所でウエディングスナップ写真を撮影するイベント「イエスデー」を実施する、と10月26日発表した。
23日に始まり、11月28日まで6週間にわたり行われるこのイベントは、それぞれのエピソードを募集し、選定した72組のカップルを対象とする。そして、秋シーズンの非対面観光地に挙げられる「安東・洛江水の道公園」、夜間観光スポットの「大邱・アプ山展望台」や「慶州・東宮と月池」など、大邱・慶尚北道地域の観光名所15カ所を背景に、専門家が直接ウエディング写真を撮影する。
イベントに使われる花束は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で困難を強いられている大邱市東区の花き団地で製作した。
結婚を控えたカップル36組の募集を行った1次申請(10月14日ー10月18日)には、新型コロナウイルス感染症の最前線で患者の世話をしているため結婚式を引き延ばした医療従事者をはじめ、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で海外にいる親を呼ぶことができず、結婚式を延期することになった外国人のケースなどが寄せられた。
2次申請は11月2日から9日にかけて、韓国観光公社大邱慶北支社の写真共有ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)「インスタグラム」および「フェイスブック」を通じて行われる。
韓国観光公社大邱慶北支社のイ・グァンス支社長は「今回のイベントを通じ、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で大変な時期を過ごしているカップルに小さな慰め、特別な思い出を差し上げたいと思った」とした上で「ウエディングスナップ写真の撮影地として大邱・慶尚北道の観光地を広めることができるよう努力し、新型コロナウイルス感染症が落ち着いたら台湾、ベトナムなど外国人観光客を対象とした広報マーケティングにも力を入れたい」とコメントした。