サムスン電子のブランド価値が歴代最高を記録し、初めて「グローバル・トップ5」入りを果たした。新型コロナウイルス感染症拡大への対応、社会貢献活動、持続可能な経営、人工知能(AI)・第5世代(5G)移動通信・モノのインターネット(IoT)など未来技術に投資していることが肯定的な評価を得た。
サムスン電子は20日(現地時間)、世界的なブランドコンサルティング業者「インターブランド」が発表した2020年の「ベスト・グローバル・ブランド」で歴代最高(623億ドル)のブランド価値を記録し、順位も5位に上昇した。
ブランド価値トップ5に米国以外に韓国の企業がランクインしたのは今回が初めてだ。これを受け、サムスン電子は1位のアップル(3229億ドル)、2位のアマゾン(2006億ドル)、3位のマイクロソフト(1660億ドル)、4位のグーグル(1654億ドル)といったグローバル・ブランドと肩を並べることになった。インテル(12位)、フェイスブック(13位)、IBM(14位)、シスコ(16位)などのIT企業を抑えたのはもちろん、コカ・コーラ(568億ドル)やトヨタ自動車(515億ドル)よりも高い評価を得たわけだ。
サムスン電子のブランド価値は昨年(622億ドル)に比べ2%以上アップした。2017年に6位となった後、3年でグローバル・トップ5へと躍進。サムスン電子のブランド価値は2000年の52億ドル(43位)を皮切りに、20年で12倍成長した。