韓国の外食業界で今、「お一人様メニュー」が人気

 新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、一段と衛生面に気を配り、「各自別々に食べる文化」が日常の中の新たな食事文化として定着しつつある。外食業界でも、それぞれ自分の料理だけを食べる「お一人様メニュー」を積極的に提供するブランドが注目を集めている。

写真=CJフードビル
▲ 写真=CJフードビル

 CJフードビルが手掛ける「季節パプサン」が4店舗で「お一人様メニュー」コンセプトを導入し、テスト運営を開始。今回は、既存のビュッフェ式の代表的メニューを「一人炭焼き膳」「一人ビビンバ膳」など新たに単品メニューとして開発。メイン料理、おかず、スープなどさまざまなメニューが一人分ずつ提供される。「季節パプサン」COEXモール店、ソウル駅舎店、竜山アイパークモール店、水原ロッテモール店は9月29日から「お一人様メニュー」コンセプトストアとして営業中だ。

写真=ボン・フードサービス
▲ 写真=ボン・フードサービス

 ボン・フードサービスのプレミアム韓食(韓国料理)ブランド「ボンウリ膳」は、全国各地を代表する料理や国産の旬の食材だけを使ったメニューが特徴だ。「光陽かりっとプルコギ(韓国風すき焼き)膳」「瑞山イイダコ炭焼き膳」「麗水ハイガイビビンバ膳」など、全国各地の特産物を活用したヘルシーメニューを提供している。

 特殊商圏フードコート専門ブランドの「ボン健康膳」は、スープ類から料理類に至るまで、さまざまなカテゴリーで多様なメニューを一人前ずつ提供している。現在、スーパーマーケットや休憩所、百貨店など特殊商圏で22の店舗を運営中だ。

写真=ロッテリア
▲ 写真=ロッテリア

 ロッテリアは一人暮らし世帯の増加やデリバリー注文の需要増加に合わせて売り出した鶏メニューをセットメニューとして構成し、顧客の需要拡大のためのメニューを強化した。

 一人鶏セットは、100%国産のホール(whole)タイプの鶏1羽を丸ごと揚げたものと、チェダーチーズが入った半熟卵の黄身(チーズ・イン・ザ・エッグ)一つ、炭酸飲料からなる。

キム・ギョンヒ記者

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