【ソウル聯合ニュース】韓国の人気グループ、BTS(防弾少年団)がフィーチャリング参加した曲「Savage Love」リミックスバージョンが、米ビルボードのメインシングルチャート「ホット100」の最新ランキングで1位に立つ。自身の新曲「Dynamite」は2位で、BTSが1、2位を独占することになる。ビルボードが12日(現地時間)、伝えた。
「Savage Love」はニュージーランド出身のプロデューサー、ジョーシュ685が作曲した「Laxed」に米国の歌手ジェイソン・デルーロがボーカルを加えた曲で、動画共有アプリのTikTok(ティックトック)から人気に火が付いた。2日にリリースされたBTSのリミックスバージョンで、BTSはサビとラップパートを担当。特にラップは英語だけでなく韓国語も入っている。
ホット100はストリーミング回数、CD販売枚数、ラジオでの放送回数などを基に、米国で人気のある曲の順位を毎週集計する。元の「Savage Love」は前週のホット100で8位だったが、BTSリミックスバージョンの売れ行きがこれを上回ったため、ビルボードの集計システムに従って既存の曲に代えてリミックスバージョンで記録されることになった。この1週間に米国でのストリーミング回数は1600万回、ダウンロード数は前週比9倍超の7万6000件だった。ラジオでは5~11日のリスナー数が7060万人に上った。
BTSの所属事務所は「米国ではコラボ参加したアーティストが単なるサポート役にとどまらず、楽曲に対する責任と権利を持つ。コラボ参加アーティストの影響力と音楽性、大衆性がリミックス曲成功の主な要因に挙げられる」と説明した。
一方、8月21日に世界同時リリースされたBTS初の英語曲「Dynamite」は、ホット100で初登場1位を獲得し、翌週も1位だった。次の2週は連続で2位、5週目に1位に返り咲き、6~7週目は2位と、上位をキープしている。
ビルボードによると、デュオまたはグループが1、2位を同時に記録するのはブラック・アイド・ピーズ(2009年6~7月)以来のこと。その他にはビートルズなど3組しかない。
BTSの所属事務所は「自身の楽曲だけでなく米アーティストとのコラボ曲でもビルボードのメインシングルチャートで大記録を立てたことで、米音楽業界の本流に定着したことをあらためて証明してみせた」とその意味を説明した。
BTSはこの日ツイッターに、「変わりない愛と関心で応援してくださるARMY(BTSのファン)の皆さんに心から感謝する」と投稿した。