BTSの兵役特例 「前向きな検討必要」=韓国文化相

【ソウル聯合ニュース】韓国文化体育観光部の朴良雨(パク・ヤンウ)長官は7日、人気グループBTS(防弾少年団)の兵役問題について、メンバーを兵役特例の対象とする必要があるとの考えを示した。

 朴氏は国会による国政監査で与党議員からの「大衆芸能のアーティストの兵役延期や特例についてどのように考えているのか」との質問に対し、「前向きに検討する必要がある」と答えた。ただ、国防部、兵務庁とも協議すべきであり、国民の情緒も考慮しなければならないと述べた。

BTSの兵役特例 「前向きな検討必要」=韓国文化相

 現行の兵役法では、クラシックなど伝統音楽分野のアーティストやスポーツ選手については、規定された成績を収めた場合、事実上の兵役免除措置が認められるが、大衆芸能のアーティストについては客観的な基準が足りないなどの理由で認められていない。BTSの兵役問題は、1992年生まれの一部メンバーの入隊時期が近付いていることと、先ごろ韓国歌手として初めて米ビルボードのメインシングルチャート「ホット100」で1位を記録したことで再び関心を集めている。

 先月3日に与党議員が国威発揚に寄与した大衆芸能のアーティストの兵役時期を遅らせるなどの内容を盛り込んだ兵役法改正案を代表発議したが、これについて朴氏は「国会での議論がうまく進み、速やかに成立されるべきだ」との考えを示した。

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