【edaily】女優オ・イネさん(36)がこの世を去り、近況を伝える過去のインタビューがあらためて注目を集めている。
動画投稿・共有サイト「ユーチューブ」チャンネル『近況オリンピック』には先月17日、9年ぶりに近況を伝えるオ・イネさんのインタビュー映像がアップされた。
『近況オリンピック』制作サイドはこの動画に「大胆な露出の赤いドレスを着てレッドカーペットに立った新人女優。マネジメントがなかったので一人で衣装を手に入れ、フィードバックさえ受けられないまま公の場に立ちました。しかし、彼女は2011年、釜山国際映画祭開幕式で話題の主人公になりました。自分が思っていたよりも熱い反応を得たのです」と、オ・イネさんについて説明するコメントを添えていた。
さらに「ところが『露出女優』として刻まれたイメージは、さまざまな役を演じなければならない演技者にとっては肯定的な影響を与えるものではありませんでした。あれから9年、女優オ・イネさんに会いました」と紹介。
公開された動画を見ると、オ・イネさんは「露出女優のイメージにより、活動する上で制約を受けたのではないか」という質問に対し、「私はそのイメージでいくつか作品に出演しましたが、そこまででした」とした上で「異なるイメージで演じられるキャラクターのオファーが入ってこなかった」と打ち明けた。
さらに「私はちょっと抜けたところがある性格なのだが、致命的な魅力を持っていて露出もなければならず、そんな同じようなキャラクターばかり演じるのに疲れたようだ」とコメント。
「最近最もつらかったのはどんなことか」を尋ねられたオ・イネさんは「『最近はどうして活動しないの?』と言われるのがつらい。私もやりたいのに。そうしていたら、人と会ったり、両親に連絡するのも嫌になってしまった。だけど、そうした憂うつな時期を今では切り抜けた」と告白。
また「私がもう大丈夫だと言えるのは、今では小さい役やちょっと気に入らない役でも受け入れられる状態になったから。肩の荷を下ろして心が楽になったということ」と語った。
最後にオ・イネさんはファンに対し、「女優として作品やさまざまな分野でごあいさつするので、見守っていてほしい」と話した。
なお、オ・イネさんは14日に仁川市延寿区内の自宅で心停止の状態で発見され、病院に搬送され治療を受けていたが、ついに帰らぬ人となった。
チャン・グスル記者