日本で再版めぐり論争のヒョンビン海兵隊写真集、発刊中止

【STARNEWS】朝日新聞出版がヒョンビンの海兵隊写真集を再版するとして論争になる中、同社が問題の写真集の出版中止を伝えて謝罪した。今後、同写真集はヒョンビンの同意なしに出版できなくなった。

 ヒョンビンの所属事務所VASTエンターテインメントの関係者は21日、スターニュースの取材に対し「同写真集を発刊していた出版社側へ内容証明を送り、回答を受けた後、対面して協議を行った」として、「今回の写真集出版を中止し、今後もずっとヒョンビンの海兵隊写真集は出版できないということについて双方が協議を行った」と伝えた。

 朝日新聞出版側も、ホームページを通して発行中止の事実を明らかにした。同社は「当社から発売を予定していた『ヒョンビン、海兵隊の日々』ですが、原書の版元である韓国の出版社から翻訳出版契約を解除したいとの申し出があったため、日本版の発売を中止することにいたしました。刊行を楽しみにしてくださっていた皆様にご迷惑をおかけすることになり、誠に申し訳ございません」と伝えた。

日本で再版めぐり論争のヒョンビン海兵隊写真集、発刊中止

 問題になったヒョンビンの写真集は、彼が韓国海兵隊で服務していたときに撮った写真を発刊したもの。2012年に『美しい男、ヒョンビンの海兵日記』というタイトルの電子書籍として韓国国内で発行され、次いで14年に写真集という形で出版された。当時、ヒョンビン側が排除されたまま出版契約が進み、海兵隊は広報など公益目的で写真を撮影したとしてヒョンビンに出演料を支払わなかった。

 最近、tvN『愛の不時着』が日本で話題を集め、ヒョンビンの人気が天を衝くほど高まると、日本では8年前のヒョンビンの写真集を再版しようとした。同写真集は発刊前から日本で人気図書第1位になるなど、大きな関心を集めていた。

 だが今回もヒョンビン側が排除されたまま出版社が契約を進め、これにヒョンビン側が法的対応を予告した。公益的な目的を持って撮影した写真を再び発行することは、ドラマの人気に便乗した私的な利益追求に当たる。今回の協議により、これまでヒョンビンだけを契約から排除していた海兵隊写真集は、今後ヒョンビンの同意なしには二度と発刊できない見込みだ。

キム・ミファ記者

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