夏になると氷あずきを食べる人が多い。氷あずきは、蒸し暑い夏にさわやかに打ち勝てる栄養たっぷりのおやつでもある。氷あずきの主な材料であるあずきにはさまざまな栄養が含まれているからだ。
あずきは粥、かき氷、餅のあんなど、さまざまな用途で使われる。特に氷あずきは真夏の暑さを冷ましてくれるメニューであり、四季を通じて楽しめる栄養満点のおやつでもある。昔の文献には、宮中で三伏(日本の土用の丑の日に相当)にあずき粥を食べたと記録されている。
あずきには体の熱を冷ます作用があり、体温が高かったり汗をよくかく人によい食材だ。また、ビタミンB群が豊富で炭水化物の消化吸収を助け、疲れを癒し、記憶力の減退予防にも役立つ。
あずきはむくみや老廃物の除去にも効果的だ。カルシウム成分が多く、過剰摂取したナトリウムが体外に円滑に排出されるよう助けてくれるからだ。
ただし、冷たい氷あずきを一度にたくさん食べ過ぎるのはよくない。一歩間違えると、夏に冷たい食べ物は消化器疾患や腹痛、下痢などを起こす原因となることがある。
キム・ジョンア記者