韓国の中学・高校22校で韓服デザインの制服採用へ

 全国の中学・高校22校で生徒たちが韓服(韓国の伝統衣装)デザインの制服を着ることになった。早ければ今年10月ごろ、冬服から導入される見込みだ。

 文化体育観光部(省に相当)と教育部は昨年2月に了解覚書(MOU)を締結し、韓服制服普及事業を推進してきた。これを受け、5・6月に中学・高校を対象に実施した韓服制服モデル校公募に11の市・道から50校が申請し、そのうち事業対象が選定された。

韓国の中学・高校22校で韓服デザインの制服採用へ

 事業対象は既存の市・道の新入生制服代支援対象の12校と新入生制服非支援対象10校に分かれる。新入生制服代支援対象の場合、市・道ですでに制服を支援しているため、文化体育観光部は韓服デザイナーの派遣や新製品の製作を支援し、一方非支援対象の場合、文化体育観光部が制服の普及まで支援することになる。

 文化体育観光部の関係者は「早ければ今年10月からモデル校の生徒たちが楽な韓服の制服を冬服として着る姿を見ることができるだろう。今後、韓服の制服デザインを追加で開発し、生徒たちにより多くの選択肢を提供した上で、来年には今年よりも少し早い時期に韓服の制服導入モデル校の選定手続きを行う」と語った。

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