【ソウル聯合ニュース】韓国でヨン・サンホ監督の映画「半島」(原題)が公開初日に35万人の観客を動員し、同時公開されたシンガポールと台湾でも圧倒的な成績を記録した。配給会社が16日、伝えた。
韓国で15日に封切られた「半島」は、この日35万2926人を動員。今年最高のヒット作だった韓国映画「南山の部長たち」(原題)の初日動員記録(約25万2000人)を6カ月ぶりに更新した。
「半島」の公開と同時に映画館の営業を再開したシンガポールでは、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため座席数を減らしているにもかかわらず、韓国映画として過去最大のヒット作「神と共に 第二章:因と縁」を超える興行記録を打ち立てた。
台湾でもハリウッドのブロックバスター映画に匹敵する300館で公開され、前作「新感染 ファイナル・エクスプレス」を超える興行収入を記録した。
「半島」は、「新感染」から4年後、廃墟となった地で最後の死闘を繰り広げる人々の物語を描いた作品。「新感染」に続いてカンヌ国際映画祭で公式選出され、190カ国・地域に販売されるなど、新型コロナウイルスで苦境に立たされた映画界を救うことができるか関心を集めている。