【STARNEWS】KARAの元メンバー、故ク・ハラさんの実兄ク・ホインさんが、妹の財産を離婚家庭の子どもたちを支援するのに使いたいと語った。
ク・ホインさんは29日公開された女性誌「ウーマン・センス」のインタビューでそのように打ち明けた。ク・ホインさんは昨年11月にク・ハラさんが亡くなった後、子どもに対する養育義務を果たさなかった場合、財産を相続できないようにする、いわゆる「ク・ハラ法」(民法一部改正法律案)の制定を推進してきた。
ク・ホインさんは、ク・ハラさんが9歳、ホインさんが11歳のときに家を出た母親が、ク・ハラさんがこの世を去ったのを受けて弁護士を選任し、相続権を主張してきたと主張。
現行の民法上、実母は養育の義務を全く果たさなくても、実父と半分ずつ財産を分け合う、第一相続権者だ。ク・ホインさんはインタビューで「母親がおらず苦労しながら生きてきて築いた妹の財産だけに、実母の代わりに、支援が必要な人たちのために使ってほしい」と述べた。
ク・ホインさんはまた、ク・ハラさんの幼少時代について「親せきの家に世話になっていたので、いつも顔色をうかがいながら暮らしていた」とした上で「だから私と妹の夢はずっと『自分の家』を持つことだった」と振り返った。
ク・ホインさんはまた、生前のク・ハラさんについて「ほかの人から見れば『スター』だが、私にとってはただ平凡でかわいそうな妹でしかない。過去についてあれこれ話をしていると、妹がどれほど愛に飢えていたのか、胸が痛いことが多かった」と打ち明けた。
「ステージの下のク・ハラさんはどうだったのか」という質問に、ク・ホインさんは「おいしいものが好きで、友人たちとおしゃべりするのを楽しみ、ゲームにはまると一日中ゲームばかりしている、とても平凡な20代」とした上で「デビュー後、妹にとって最も大きな願いは『上手に歌を歌うこと』だった。しばらくの間、家にカラオケ機器を買い込んで歌の練習にどっぷりはまっていた。人々に認められ、愛されたいという気持ちが大きいようだった」と答えた。
また、ク・ホインさんは「妹の財産が実母の手に渡らなかった場合、まだ具体的に決まっていることはないが、妹のように困難を強いられている人たちの役に立てることこそ、妹が天国で一番望んでいることではないかと思う」と語った。
さらに「離婚後、養育費をまともに受け取っていない人たちの裁判費用や、離婚家庭で苦労している子どもたちを支援したい。ハラが孤独に耐え苦労して築いた財産なのだから、必要な人たちのために使ってほしい」とコメントした。
ユン・ソンヨル記者