江原道がおよそ10年にわたる研究を経て開発した新品種のブドウでワインをつくり、販売する。
江原道農業技術院は最近、江原道の厳しい寒さに耐え得るブドウ5種を開発し、江原道産ワインを売り出すことに成功した、と6月18日発表した。ワインは道内の農家型ワイン生産施設である洪川郡の「シャトー・ナドゥリ」が手掛ける。
今回開発されたブドウの品種は、清香、ブラックスター、ブラックアイ、ブラックサン、ハニードリームなど5種。粒が小さく種のない清香はホワイトスパークリングワインの主原料だ。香り豊かでソウルのホテルでも使われているなど、高い品質を認められている。ブラックアイとブラックサンは赤ワインに、ハニードリームはロゼワインに使われる。江原道農業技術院は欧州や中南米の商品が圧倒的シェアを占めているワイン市場を攻略し、農家の新たな収益モデルを提示する計画だ。
春川=チョン・ソンウォン記者