BTS 新型コロナでワールドツアー全日程が白紙に

【ソウル聯合ニュース】韓国の人気グループBTS(防弾少年団)の所属事務所、ビッグヒットエンターテインメントは28日、新型コロナウイルスの世界的流行を受けて、同グループのワールドツアー「MAP OF THE SOUL」の日程を全面的に見直すと発表した。

 同事務所は、すでに発表済みのツアーの全日程を中止し、今後新たなスケージュールを組み直すという重い決定を下したと説明。その上でワールドツアーには各国のスタッフが参加していることに加え、公演を開催するには各国を結ぶ物流システムが正常化する必要があるとし、「韓国を含め、状況が多少改善した国、地域、都市も一部あるが、これを根拠に直ちにツアーを始めるのは容易ではない状況」と伝えた。

 また「どこで開催しても多様な国籍のファンたちが集まるBTSの公演の特性上、国家間の移動が大きく制限された現状況ではツアーを再開するのも難しい」とし、「なによりも、いつツアーの幕を明けられるのか現在のところ全く予測できない」と状況を伝えた。

 今後については「ツアーを始めることができる時点が確認でき次第、ツアーの全日程を再調整してお知らせする」とし、「新型コロナの状況によっては、長い時間が必要になる可能性もあるが、最大限、早期にBTSとファンのみなさんが会えるよう努力する」と強調した。

 また新型コロナの感染拡大により、これまでのような活動ができない期間は、ニューノーマル(新たな常態)時代に合った新しい方式に置き換えると伝えた。

 BTSは4月中旬のソウル公演を皮切りにスタジアムクラスのワールドツアー「MAP OF THE SOUL」に乗り出す予定だったが、ソウル公演の中止を2月に決めた。同公演の次の北米ツアーも延期を余儀なくされていた。欧州や日本などを含む18都市で計38回の公演を行う予定だった。

 BTSは先ごろユーチューブで配信したライブストリーミングイベントで、ファンに向けて近況を知らせ、新たなアルバムの準備を始めたことを伝えた。

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