ワカメ・昆布マッコリがつくられる。釜山市機張郡は3月30日、「地域の特産物であるワカメ、昆布などを活用したマッコリの開発を進めている」と発表した。ワカメ・昆布マッコリの開発は機張郡海藻類育種融合研究センターや機張郡農業技術センター、住民たちからなる機張発表研究会などが主導している。海藻類育種融合研究センターなどは「昨年、地域のワカメや昆布を使ってマッコリを試験製造し、海藻類の塩気の除去、ほかの作物に比べて長い発酵期間といった問題点を発見した」とした上で「しかし、豊かなうま味を感じられるなど、味は海藻類マッコリの方がほかの作物を使ったマッコリに比べてよいという評価を受けた」とコメント。
海藻類育種融合研究センターはこの試験結果を基に、海藻類の塩気をうまく除去するなどの過程を経て、3月23日に麹やコメを使った粗酒第1弾をつくった後、26日にワカメや昆布などを添加し、第2弾をつくった。海藻類育種融合研究センターなどは「1週間以上の第二次発酵やこす作業を終えた後、1カ月以上の低温熟成を経て、早ければ4月末ー5月初めごろワカメ・昆布マッコリが誕生するだろう」とコメントしている。機張郡はこのマッコリを春・秋にそれぞれ試験製造し、地域のイベントなどで試飲イベントを実施した後、市民の意見を取り入れ、最終的に商品をつくるという構想だ。機張郡は「ワカメ、昆布には免疫力強化・抗酸化効果・抗がんおよび解毒作用、コレステロール対策、肥満予防などの効能があると知られている」とした上で「特に暖流と寒流が交わる地点で流れが速く、日照量が多い場所で育ち、朝鮮王朝時代に王の食膳に出されるほど品質のよい機張産のワカメ・昆布でつくったマッコリなので、全国的な名物になるだろう」と話している。