『パラサイト』ポン・ジュノ監督「スコセッシ監督から手紙をもらった」

『パラサイト』ポン・ジュノ監督「スコセッシ監督から手紙をもらった」

 ポン・ジュノ監督がマーティン・スコセッシ監督から手紙をもらったことを打ち明けた。

 ソウル市中区のウェスティン朝鮮ホテルでは19日、非英語圏で初めてアカデミー賞授賞式で作品賞を受賞したのをはじめ、監督賞、脚本賞、国際長編映画賞(旧外国語映画賞)など4冠を達成し、韓国はもちろん、世界の映画史に新たな1ページを刻んだ映画『パラサイト 半地下の家族』関係者による記者会見が行われた。

 『パラサイト 半地下の家族』は、家族全員が失業者であるギテク一家の長男ギウが高報酬の家庭教師の面接を受けるためパク社長宅に足を踏み入れたことから始まる、二つの家族の出会いが予想もつかない事件へと発展していくというストーリーを描く作品。

 ポン・ジュノ監督はアカデミー賞授賞式で監督賞を受賞したとき、「本当に感謝している。幼いころ、いつも胸に刻んでいた言葉があるのだが、映画を学ぶとき『最も個人的なことが最も創意的なことだ』とおっしゃった方が誰かと言うと、私が本で読んだのだが…それはThat quotes from our great Martin Scorsese(偉大な監督マーティン・スコセッシが言った言葉だ). 私は学校でマーティン・スコセッシ監督の映画を見ながら勉強していたのだが、一緒にノミネートされただけでも光栄なのに、賞をいただけるとは全く思っていなかった」と敬意を表した。

 その後、ポン・ジュノ監督は(マーティン・スコセッシ監督から)手紙を受け取ったことを打ち明け、「今朝手紙をいただいて読んだのだが、本当に光栄だ。個人的にいただいた手紙なので内容をお知らせすることができないが、最後の文章で少しだけ休めとおっしゃりながらも、新作を待っているから早く仕事をするようにという内容があった。本当にありがたいし、うれしかった」と感謝の気持ちを表した。

 なお、今月26日に「黒と白、越えられない線はない」というキャッチコピーとともに映画『パラサイト 半地下の家族』が持つ意味をより暗黙的に表現した『パラサイト 半地下の家族:白黒版』が公開される。

<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c)Chosunonline.com>