【edaily】ポン・ジュノ監督が映画『パラサイト 半地下の家族』でハリウッドの高い壁を壊し、オスカー監督賞のトロフィーをつかんだ。こうした中、ポン・ジュノ監督が受け取った「オスカーのギフトバッグ」が話題を集めている。
エンターテインメント・マーケティングを手掛ける米国企業「Distinctive Assets」は、2000年以降これまで20年にわたり、アカデミーの監督賞、主演・助演男優賞、主演・助演女優賞にノミネートされた候補全員に超豪華なギフトを提供してきた。
今年の監督賞を制したポン・ジュノ監督も、このギフトバッグを受け取ることになった。「オスカーのギフトバッグ」1個の価格は実に22万5000ドル(約2470万円)。これは、昨年よりおよそ8万ドル(約878万円)以上も高い値段だ。しかもオスカーのギフトバッグは、賞を取れず候補に挙がっただけのケースでも提供されるという。
オスカーのギフトバッグで最も高いプレゼントは、シーニック・クルーズの12泊のクルーズツアーだ。南極から地中海まで回るこの旅行商品の価格は7万8190ドル(約858万2920円)に達する。セレブな客のための潜水艦パッケージもある。このツアーは、オスカーのギフトバッグ史上最高額のものだ。
また、スペインの灯台ホテルやメキシコの超高級リゾートの宿泊チケットも提供され、ラグジュアリースパにも滞在できる。
のみならず、ニューヨーク・マンハッタンで最も有名な医師による2万5000ドル(約274万円)相当のビューティー&アンチエイジング施術、アメジスト入りの入浴剤、24金メッキの万年筆、オーダーメードのブラジャーから医療用尿検査まで、さまざまなものが含まれている。
このほかにも、運動器具のセット、サングラス、ビタミンセット、耳当てのセット、香辛料のセット、チョコレート、口腔ケア用品のセット、プロテインセラムなどが入っている。
「オスカーのギフトバッグ」を贈呈してきた20年の間、これを断った人物は1人だけだった。昨年、主演女優賞を取った映画『天才作家の妻 40年目の真実』のグレン・クローズだ。彼女は、自分名義でこのバッグを女性慈善団体に寄付してほしいと要請した。
キム・ミンジョン記者