【ソウル聯合ニュース】第92回米アカデミー賞で作品賞を含む4冠に輝いた韓国のポン・ジュノ監督の映画「パラサイト 半地下の家族」(以下、パラサイト)が海外で本格的なブームを巻き起こしつつある。
米芸能メディアのバラエティーなど海外メディアは10日(現地時間)、「パラサイト」の北米の配給会社が上映館の数を現在の1060館から今週末に2000館以上に増やす予定だと報道した。
興行成績分析サイト「ボックス・オフィス・モジョ」によると、「パラサイト」はこれまで北米で3553万ドル(約39億円)の興行収入を上げた。北米で公開された非英語圏の作品のうち歴代6位の成績だ。
通常、アカデミー賞作品賞を受賞した映画は北米での興行収入が20%前後跳ね上がる。一部の専門家は、既に「パラサイト」のDVDが発売されたにもかかわらず、最終的に興行収入が4500万~5000万ドルに達するとの見通しを示している。
「パラサイト」ブームは英国でも巻き起こる兆しをみせている。現地で7日に公開され、試写会などを含め公開初週の週末に約140万ポンド(約2億円)の収入を記録した。
英国の配給会社も上映館を136館から400館以上に増やす予定だ。
一方、韓国では今月末に「パラサイト」のモノクロ版が劇場公開される。ポン監督と撮影監督のホン・ギョンピョ氏が場面ごとのコントラストやトーンを調整する作業を行った。